令和元年5月29日(水)
新横浜公園の2号水路にハナショウブが咲き始めました。
昨年の11月に新羽小学校や太尾小学校に加えて新横浜町内会の子供会の皆さんにハナショウブの苗200株の植え込みをして頂きました。
植えたのは白と紫の2色。現在白が一足先に咲き始めました。まだ植えて間もないため弱々しい状況ですが、順次白と紫の花を咲かせてくれることを楽しみたいと思います。
新横浜公園では、「ブルー&ホワイトガーデンプロジェクト」というコンセプトをもとに北側園地での花と緑による魅力づくりに取り組んでいます。
ブルーは横浜の青い海、ホワイトはその海上に広がる白い雲をイメージしています。
今後もハナショウブの植栽範囲を広げていくとともに、これまで取り組んできた藤棚、アジサイ、ヤグルマギクを始め、青や白を基調とした草花により公園の魅力を演出していきます。
是非、新横浜公園に足を運んでみてください。
2002FIFA ワールドカップ™の決勝戦会場(ファイナルスタジアム)であり、横浜F・マリノスのホームスタジアムである日産スタジアムの芝生を体感できるツアーを開催しました。このイベントは2008年より毎年この時期に開催しておりますが、ラグビーの試合に備え「ハイブリッド芝」となってからは初の芝生体験ツアー開催となりました!
(ハイブリッド芝:天然芝と人工芝を組み合わせた芝生のことです。日産スタジアムのハイブリッド芝への張替え工事についてはこちらのブログとこちらの動画にてご紹介しております。ぜひご覧ください!!)
スタンドのVIP席で日産スタジアムのヘッドグリーンキーパーから芝生のお話しを聞いた後、普段関係者の方しか立ち入ることができない記者会見場や特別観覧席(スカイラウンジ)、Jリーグや国際大会等で選手が実際に使用しているロッカーなどを見学しました。
特別観覧室(スカイラウンジ)も体験!
2002FIFAワールドカップアンセムに合わせてピッチに選手になった気分で入場していただきました。
芝生の上では、それぞれ思い思いの楽しみ方で天然芝の感触を味わっていました。
今回、参加者の方々には芝生の苗づくり体験もしていただきました。芝生は張替え工事前に採用していた「ティフトン419」という品種を植え、同じく張替え工事前に実際にスタジアムに入れていた土を使用しました!ご自宅でお手入れをしていただき「ミニ日産スタジアム」ができるといいですね。
芝生の苗を入れています
参加者の方々からは、「とても楽しく貴重な体験でした」「芝生を歩くのがこんなに気持ち良いなんて、最高です」「サイコー!」などの感想をいただきました。
今後も日産スタジアムで楽しんでいただける企画を行ないます。HP・メールマガジン等でお知らせしますので、ぜひご確認ください。
観察日 : 2019年 5月20日(月)
場 所 : 大池、バタフライガーデン付近
植 物 : クワの実
動 物 : アオサギ、キタテハ、キアゲハ
記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
天気予報では、夜から雨が降り始め、翌日はかなり強くなりそうな状況。多目的遊水地に鶴見川の水が流入すると、数日公園内への立ち入りが規制されるため、急遽観察に出かけました。
亀の甲橋の上から大池を見ると、水面がほぼ黄緑色。4月のときよりもヒシが大分目立つようになってきました。公園内に入り、大池沿い歩きながら観察。1ヶ月前にいたコガモやハシビロガモ、ツグミといった冬鳥の姿はもう見られず、常連のカワウ、アオサギ、カルガモや、飛びながらピィーと鳴いているカワセミの声が聴かれました。アオサギは3羽いましたが、写真を撮った1羽はお食事タイムだったようで、水面を睨みつけアメリカザリガニやウシガエルと思われるカエルを食べていました。
ヒシで水面が黄緑色に見える大池
捕食するアオサギ
この時期、園内に生えているクワの木にはたくさんの実がなっています。生もジャムもおいしいクワの実。今も見つけると手が出ますが、小学生の頃、帰り道で友達とよくもまぁあんなにというほど食べまくっていたのを思い出します。
※新横浜公園内での採集は禁止されていますよ!
クワの実
バタフライガーデンでは、吸蜜にきているモンシロチョウと一休み?しているキタテハを見つけました。キタテハは、オルレアの白い花にとまっていたため映えてとてもきれいでした。すぐそばの水路に生えているハナウドは、花が終わって種子ができ始めており、キアゲハの幼虫がもぐもぐタイム中。オルレアとハナウドどちらもセリ科植物ですが、キアゲハの幼虫はハナウドに多くついていたので、長年お付き合いのある在来のセリ科植物のほうが産卵されやすいんでしょうね。
これからの時期、厳しい暑さや天候が不安定な日は無理をせず、安全第一で自然観察を楽しみましょう!
キタテハ
ハナウドの種子を食べるキアゲハの幼虫
観察日 : 2019年 5月13日(月)
場 所 : 修景池、園内水路周辺
生きもの: クサガメ、ミシシッピアカミミガメ、オオヨシキリ
記事作成: 横山大将(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
10連休のゴールデンウィークも終わり、天気の良い初夏の日々が続いており、熱中症に注意しながら毎日を過ごしています。暖かくなってきたこともあり、生きものたちの動きも活発になってきました。
今日は、園内の水路から見て回ることにしました。公園の調査に入っていた先輩に会い、草地広場付近の水路にカメがいたとの情報をいただいたので様子を見に行ってみました。すると、草陰にクサガメの子どもがいました。
クサガメ
新横浜公園では他のカメに混じって甲羅干しをしているのが見られるクサガメですが、水路で今回のような子ガメに出会う機会も稀にあります。もし見かけた際は、池に移動する途中だったりするので、そっと見守ってあげてください。その後、修景池に移動し、石の上を見てみると、こちらではミシシッピアカミミガメが甲羅干しをしていました。
甲羅干しをするミシシッピアカミミガメ
この個体は、普段新横浜公園で見かけるミシシッピアカミミガメよりはかなり小さく、甲長15cmほどでした。前肢の爪が長いためオス個体のようでした。気持ちよさそうに甲羅干しをしており、こちらに気がついても一向に逃げようとしませんでした。
最後に水路沿いに1周歩いてから公園を出ようと思い、第1運動広場付近の水路を通りかかったときに水路の方から「ギョギョシ!・ギョギョシ!」と大きな鳥の鳴き声が聞こえてきました。夏鳥のオオヨシキリです。
さえずるオオヨシキリ
草陰に隠れたり、木の梢でさえずったりと、なかなかその姿を見せてくれませんでしたが、少し粘って待っていると、やっと出てきてさえずっている姿を見せてくれました。昨年は園内で巣が見つかりましたが、今年は巣を作ってくれるでしょうか?楽しみですね!
夏が徐々に近づいてきました。熱中症に気をつけながら、新横浜公園でのフィールドワークをお楽しみください!
新横浜公園中央広場の花壇の植え替えを実施しました。
昨年秋に植えたパンジーはこの春まで咲き誇り、役目を終えました。そして先日、春から秋までの長い期間を楽しめる花を植えました。植えたのはペンタスとペチュニアです。
ペンタス(アカネ科)
ペチュニア(ナス科)
ペンタス2色、ペチュニア6色ですが、赤を基調とした色で秋までに大きく育ちます。
5月に入り、早くも夏日を記録するほど初夏の陽気が続いています。花壇の花たちは水を吸って秋まで成長します。私たちも、しっかりと水分を取って暑い夏を乗り越えましょう。