花 情報(アジサイ・ムクゲ)

 6月に入ったと同時に梅雨入り(6月4日)し、ジメジメとした蒸し暑い日が多くなりましたが、如何お過ごしでしょうか。

雨の日が多くなると腰が重くなり、外に出る機会が少なくなっているのではないでしょうか。新横浜公園ではこの時期の花が咲いています。梅雨の合間にちょっとお散歩に来られてみては如何でしょうか。

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日産スタジアムをバックに咲く紫陽花

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梅雨時期の代表的な花が綺麗に咲いています。

 公園内の日産フィールド小机周囲には、2002FIFAワールドカップの日韓共催を記念して、韓国の国花であるムクゲと日本の国花である桜が植えてあります。今、ムクゲが見頃を迎え8月いっぱい楽しめます。

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真っ白なムクゲ

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中央部が赤くなったムクゲ

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赤紫色のムクゲ

 他にもネムノキなどの花も咲いて彩りを添えています。

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綿毛のようなネムノキの花

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花の植栽実習

 昨年に引き続き、今年も新横浜公園の中央広場で麻生養護学校のみなさんによる花の植え付け実習が実施されました。

 5月27日に実施予定でしたが、あいにくの雨により、5月31日の実習となりました。当日は曇天でしたが、涼しくて非常に作業しやすい天候となりました。

 今回は、麻生養護学校の9名の生徒さんと4名の先生方が、「ベゴニア」を植え付けてくれました。

▼それぞれのグループにわかれて、皆で10ヵ所の花壇に植え付けました。

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▼植え付けが終わったら、皆で協力して花壇周囲の掃除や植えた花の水やりを行いました。

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▼最後に、代表の生徒さんから感謝の言葉をいただきました。

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 生徒さん一人ひとりが先生方と協力しながら丁寧に植え付けてくださったベゴニアは、今も元気に咲いています。是非一度、中央広場の花壇を見に新横浜公園へ出かけてみてください。

 また、新横浜公園には、他にもいろんな種類の花や樹木が植えられています。是非そちらも一緒にご覧になってください。

 次回の実習は、秋に花の植え替えを行う予定です。

 麻生養護学校の皆さん、ありがとうございました。



観察日 : 2016年 5月19日(木)、20日(金)

場 所 : 北側園地 水路付近など

生きもの: シロツメクサ、クスダマツメクサ

記事協力: NPO法人鶴見川流域ネットワーキング

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      シロツメクサ                 クスダマツメクサ

 みなさんお馴染みのシロツメクサ。園路わきの草地や水路沿いなどで、こんなに生えてたかなと思うくらいたくさんの花を咲かせています。漢字では「白詰草」と書き、江戸時代にオランダからガラス器を送る際に壊れないよう乾燥したシロツメクサを詰めたことからこの名前がついたと言われています。

 公園内の水路沿いでは、詰草と呼ばれる仲間が他にも3種見られます。ムラサキツメクサ(紫詰草)、クスダマツメクサ(薬球詰草)、コメツブツメクサ(米粒詰草)です。特にたくさん生えているのがクスダマツメクサです。花の集まりが、コメツブツメクサより大きく、薬球のように見えることが名前の由来です。

 シロツメクサなどマメ科の植物は、新横浜公園でもよく見られるモンキチョウやツバメシジミといったチョウの食草にもなっています。また同じ「ツメクサ」でも葉が鳥の爪のように尖っていることから「爪草」と書く種もあります。植物の名前を覚えるとき、カタカナだと右から左に抜けていきやすいですが、漢字だと覚えやすく、由来なども分かるのでおすすめです。身近な植物も知ると楽しく、散歩したときの世界が広がります。

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観察日 : 2016年 5月16日(月)

場 所 : 減勢池(大池(仮称))

生きもの: ジュンサイハムシ

記事作成: NPO法人鶴見川流域ネットワーキング

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                  ジュンサイハムシと食草としているヒシ

 今年も大池でジュンサイハムシをたくさん見かけるようになってきました。大きさはわずか5mmほどで、体はほぼ灰色。ジュンサイやヒシ等の特定の植物を食草にしており、神奈川県では食草の分布が限られていることから絶滅危惧種に指定されています(新横浜公園に生息しているジュンサイハムシは、ヒシを食べています)。

 そもそもハムシとは、その名の通り、主に植物の葉を食べて生活する甲虫の仲間のこと。名前には、食草とする主な植物の名前が含まれることが多く、ジュンサイハムシも同様です。

 ヒシにたくさんついているジュンサイハムシの様子を見ると、害虫なのではないかと思ってしまうほどですが、去年の夏は、このジュンサイハムシを食べに来てなのか、多くのサギやシギの仲間が見られました。今年はどんな状況になるか、楽しみです。

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 水と緑が豊かな環境を持つ新横浜公園は、多種多様ないきものが生息しています。中には珍しいいきものも生息しており、そんな多種多様な新横浜公園のいきものを地域の方々に知っていただく機会として、「新横浜公園四季折々のいきもの観察会」を昨年度から開催しています。

 このイベントでは年5回の観察会を予定しており、奈良造園土木株式会社様のご協賛により成り立っています。また、鶴見川流域ネットワーキングさんに講師を依頼しています。その第1回目となる「初夏をつげる鳥オオヨシキリ観察と水路の自然回復体験」を521日(土)に開催しました。

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 まずは、オオヨシキリの観察です。オオヨシキリという鳥は、初夏から日本にやってきて「ギョギョシー、ギョギョシー、ギョギョギョ・・」と鳴く鳥です。神奈川県の繁殖では絶滅危惧Ⅱ類に指定されている鳥ですが、新横浜公園には毎年やってきます。

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 元気に鳴いているので、だいたいの位置はわかりますが、なかなか見つけられませんでした。休憩中に柳の木に止まっているオオヨシキリの姿を見ることができました。木の中に入ってしまうとなかなか見つけるのが難しい鳥です。

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 続いては水路の自然回復体験です。ヨシ原に営巣するオオヨシキリにとってヨシが繁茂する場所が重要になります。しかし、最近はセイタカアワダチソウという外来植物が繁茂し、ヨシ原が減ってきています。セイタカアワダチソウは他の植物の生育を阻害する物質を根から出すことで、生育範囲を拡げていきます。そのため、根からしっかり抜き、ヨシやオギなどの日本在来植物を守る作業を行いました。参加者全員とスタッフで15分行っただけの作業ですが、大分すっきり除草できました。

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 除草体験中

  除草した後、そのままにしてしまうと、すぐにセイタカアワダチソウが生育してしまうため、その場所にチガヤという植物を移植しました。チガヤの穂は鳥の巣材になる重要な植物です。穴掘りは力持ちのお父さんたちの役目です。掘り取ったチガヤと同じサイズの穴をあけたら、移植し、土を踏み固めます。そして最後に水を与えて、この観察会は終了です。

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 今回は初夏らしい陽気の中での観察会となり、作業をすると少し汗をかくほど気温も上がりました。運よくオオヨシキリを見られた方はご満足いただけたのではないでしょうか。 次回の四季折々のいきもの観察会は723日(土)開催予定です。詳細が決まり次第、ホームページやメールマガジンで案内します。是非ご参加ください。

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